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騒ぎすぎ。

たしかに、デビュー以来の16連勝。

しかも、まだ中学3年の14歳となれば、

ニュース番組が放っておかないのも分かるけれど。

このところPCとの対決に敗れたり、PC棋譜の流用疑惑など、

なにかとネガティブイメージのあった将棋界で、

中学生棋士藤井聡太四段の登場と大躍進は、

久々のビッグニュースであることは間違いない。

しかし、将棋の勝負内容そっちのけで連勝連勝と騒ぐばかりで、

どうも将棋観戦ファンとしては、面白くない。

将棋はどこが勝負の分かれ目だったのか、

私のような凡人素人にはなかなか分からない。

だからこそ、その勝負の機微の深さを知ることに楽しみがある。

勝った数よりどう勝ったかのか、

一戦一戦の指し手、着想の斬新さが若い棋士の魅力だ。

連勝が途切れて、そこから真の実力が試され、

ふと気づくといつの間にか、名人挑戦にまで上り詰める。

そうして棋士を追い掛けるには、最速でも10年かかる。

非公式戦ながら、羽生3冠や佐藤元名人を破るなど、

すでに実力は十分に認められるところだが、

天才といわれた羽生さんが、26歳の時に

すべての将棋タイトルを独占し、7冠になったように、

藤井4段がどう変わっていくか、これからを、静かに見守っていきたい。