春夫

数年後の東京五輪の予算が一兆何千万に膨れ上がったものの殆どが税金でありまする

財閥企業からの寄付が頼りとは云うけれどもODA発展途上国に出資して現地に会社を作って儲けるのは日本の大企業様でございますから

既得権益側の国と都が予算の内訳を巡って遣りあってるけれどもどちらにしても国民から巻き上げた血税で安倍やら小池が身銭切るわけじゃござんせんわ

それよりも13年に東京五輪を決定した際のIOCJOCの贈収賄疑惑がようやく動き出した

一年前に外電が火を点けた日本の五輪招致なんチャラ委員会の贈賄疑惑なんだけれどもフランスの警察当局が捜査の指示開始を認めたとか

一年前から騒がれてたのに証拠固めに一年かかったのかIOCJOCの贈収賄に関連する当事者たちが逮捕されたわけじゃなくても久しぶりの真っ当な話題でございますな

翻ってこの国の今の警察検察ときたらば大臣室で現金受けたと認めた余りな大臣様を逮捕どころか起訴もしませぬ

証拠になる文書は紛失したやらデータのDVDはドリルで穴開けて壊したと証言すれば証拠不十分で無罪放免なんだから自公党政治屋官僚稼業はやめられませぬな

アッキード事件にしても「良きに計らえ」と云われりゃ高級官僚から小役人までが御指示御指示と忖度して仰せの通りとなるのが当たり前ださん

いわば亭主の地位を使って職権乱用する古女房の醜い絵姿ここに在りでございますな

ところで今朝のベランダで読み終えたばかりの「紀元二千六百年」で野坂昭如が怖れてたコトが今現代に当てはまり過ぎて驚きであります

大阪万博に浮かれた昭和四十五年頃の釜ヶ崎侵略戦争に突き進む皇紀二千六百年頃の東京は山の手界隈を自在に行き来する中年男の語り口が面白うございました

七本の短編を収めた「骨餓身峠死人葛」の中で的確に今を切り取っている作品であります

権力側の巧妙な詐術は皇紀なんて裏付けのない年数を言い立てお祭り騒ぎに仕立て上げれば生活に逼迫してる民衆は我先に踊り出すのは現代も同じ国民性でございます

大阪万博前後は「こんにちわこんにちわ世界の国から」と国民歌手の三波春夫は煽っておりましたが紀元二千六百年当時の庶民の流行り言葉は「あのねオッサンわしゃ知らんわ」

晴れの日あれば雨の日も山があるから谷があるのでございましょうか

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